さがんすたとは

2018年7月に発足し4年目になりました。

2か月に1度奇数月の第4日曜日に行われる公民館での例会を中心に、他吃音セルプヘルプグループとの交流会なども行っております。さがんすたでは、吃音当事者だけでなく、当事者ご家族、医療従事者、福祉関係者、教育機関の方々など、吃音に関わる全ての方が気軽に参加できるような例会づくりに取り組んでいます。

  

〔吃音(きつおん)〕 

はじめの言葉を繰り返したり、引き伸ばしたり、つっかえたりするなどの言葉のリズムまたは流暢さの障害。どもりとも言われている。


参加者の声

 「吃音のことで相談したいけれど、佐賀県だとどこに行ったらいいか、誰に相談すればいいのか分からない…福岡市方面は遠いし…。」年に数回、運営の元にこのようなお問い合わせをいただきます。
 数年前まで、私もまったく同じ気持ちでした。
 2018年7月1日に佐賀県佐賀市を拠点に さがんすた は設立されました。
 3年が経過した今では未就学児から大学生、言語聴覚士を目指している専門学生、言語聴覚士、保護者、社会人にいたるまで幅広い年齢層の方々にご参加いただいています。
 また、佐賀県の公的機関や言語聴覚士協会、大学からのお問い合わせもいただくようになり、 さがんすた の認知度の拡がりを感じます。
 さらに、吃音ドクターこと菊池 良和先生にもお忙しい中、例会に参加(2021年はリモート)していただき、講演、質疑応答してくださるのは さがんすた の魅力の1つです。
 吃音のことで相談したいことや、悩んでいること、少しだけ あなたのお力になれるかもしれません。会話の際は、メモ帳や電子パッド等での筆談も全然OKです!

 なお、希望により正会員(年会費制)も設けております。強制加入ではありませんが、正会員に加入されると、全言連からの全言連ニュース(2ヶ月に1回データ配信)や、他県の言友会の例会の様子が分かる会報のデータ配信などをお届けしております。
 メールでの問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
(30台男性運営スタッフ・吃音当事者)
 小学生と4歳児(2人とも男の子)を連れて参加しています。
 さがんすたで何をしてるかと言うと、子どもたちは帰りの時間まで隣の公園で元気に走り回りキャッキャと遊んでいます。
 こんなに子どもが楽しめるのは、参加者の皆さんが子どもを可愛いがってくださるおかげです。ですから、子どもの方から「帰りたくない。次はいつ、さがんすたある?」と聞いてきます。
 息子が今後、吃音で悩む日が来るかもしれません。そんな時、さがんすたで出会った人を思い出し自分は1人じゃないと気がつくことが将来大きな励みになるのではないかと思います。
 会への参加は一回500円で、どなたでも大歓迎です。この文章を読んでくださった方、ぜひ一度さがんすたにお越しください。
(小学生の保護者)
 3歳から発吃している小学2年生男の子の父と母です。
 まず親である私たちと息子がこれから吃音に関わることで相談できる場所を増やさなければという思いで参加したのがきっかけです。
 最初は「言友会」ってなんだか怖い…なんて勝手に想像していましたが、いざ参加をしてみると初参加ではすごろくをしてお話ししやすい雰囲気を作っていただいたり、お話より遊びたい子ども達とすぐお隣にある公園で遊んでいただいたり、安心して毎回参加しています。息子も次はいつあるの?と楽しみにしており皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。
 吃音に関する病院や専門医が少ない中で親として子の現状やこれからのことを相談したり皆さんのお話を聞けるのはとても貴重なことでありがたく思っています。また息子もありのままの自分でいられる場所として繋がりを大切にしたいと感じています。
 「さがんすた」から理解や配慮が温かい輪となって広がっていくといいなと思います。
(小学生の保護者)
 吃音は、比較的男性に多い症状のためか、比較的女性の参加者は限定的でした。
 しかし、 2021年から医療や福祉分野を勉強している女子学生の参加者が増えはじめました。大学や専門学校まで、さがんすた のことが知られているんだなと感じます。
 ときどき、言語聴覚士の方が参加されるので吃音のことで直接お話しできるのはとても心強いです。
(30代男性・吃音当事者)
さがんすたに参加したきっかけは何かが変わればいいなと思い参加しました。小さい時から吃音で悩み、傷付き、悔しい散々思いをしてきました。吃音の事は親や交際相手、親友と呼べる友達にも相談した事がない内容でした。
初参加の時に初めて面と向かって吃音の事を他人に話すことができ気持ち的に楽になった気がします。その後、交際相手や親友にも話す事ができたし吃っても昔ほどは気にしなくなりました。もっと早くこんな場に参加できてたらなと思います。
自分が1番きつかったのは学生時代なので学生さんにはぜひ参加してほしいです。
(30代男性・吃音当事者)